霊を退治した話

その子供の足首に両手でガットと貢消えろ消えろ消えろと何度も心の中で繰り返した口には出さずひたすら念じていた。
すると嫌な笑い方で耳鳴りに唇を歪ませたままのその子供が 上の方から消えていってしまったのだ。
しかし両足首を掴んでおきながらなんだが子供は絶対自分と正面から向かい合うなかった消える時も横向きのままだった。
とにかく嫌な笑いだった胸に一物不穏なものを含ませつつ消えていったように見えた。
そのまま起きた汗をかきづらい体質の自分が冷や汗びっしょりになっていた。
それから手近なノートに覚えているだけの今の出来事を書きつけておいてまた寝た。
翌朝結婚式に出席するために出かけた T から電話が来たもちろん昨夜の夢のようなうつつのような妙な出来事を全て話した。
便秘だと笑い飛ばしたこと信じなかったことを謝りつつ報告したそれでも夢を見ただけだという可能性ももちろん捨てきれないのだがとりあえず子供が出てきたところ以外は全て T の話と一致していた。